« 敵との戯れ言はやめろ!(本音はやめたくありません) | トップページ | 人は流れに乗ればいい・・・ »

2005/11/29

ヴェルディのJ2降格について思う

top
あのヴェルディがJ2に降格。Jリーグブーム以降はJリーグに関心のなかった人はビックリだと思う。来シーズンは東京ダービーがなくなってしまい、東京にとって絶対負けられない相手のヴェルディがいなくなるのは寂しいとは思う。かといって、以前もこの場で書いたが、ヴェルディに同情はできない。毎年J2に降格するチームは必ずあるわけで、もし本当に同情するのなら、Jリーグの2部制廃止を主張するしかなくなる。
 昨日、スポーツ報知の降格記事を読んだが、その中で、降格の原因として、フロントにサッカーに関わりのない人材登用が続いたことを挙げていた。GMに任せきりで、選手補強などに関する情報もフロント上層部は細部まで聞かされていなかったという。
 こういったフロントの体質が、今回の初の降格とい事態を招いたのだろう。かつては一番の人気チームだったヴェルディの観客動員数減少傾向にも歯止めをかけられなかった時、「チームの調子が悪いから。もっと勝てば増える」というような趣旨のコメントをフロントの人がしていたのを雑誌で読んだことがある。さらに、「もっといい試合をすれば観客は増える」というような一サポーターのコメントをネットの書き込みで見たことがある。そんな馬鹿なことがあるものか。勝つのも負けるのもサッカーの楽しみ。それに、もし今いいサッカーをしているチームが人気があるとするのなら、千葉やC大阪がJリーグ最大の人気チームということになってしまう。
 たとえ負け続けてもサポーターの離れないチーム作り、これを実現するには、サポーターが「チーム」に愛着を持つこと、そして「地域密着」しかない。今回自動降格が決定した神戸・ヴェルディとも、これを怠っていた。神戸は、イルハンを入れたりトルシェを監督にしようとしたりして、「話題作り」でサポーターが増やせるといった勘違いをしていた。ヴェルディはかつてはスター軍団と言われ、いざそのスターがいなくなるとサポーターが激減した。サポーターがチームではなく選手についていた大きな証拠だろう。
 J2に落ちたら「話題作り」でサポーターを増やすのは難しい。絶対1年で昇格するとフロントも言っているようだが、今のままではまず無理だろう。Jリーグ2部制がスタートして以来、初めてJ2からJ1に上がったチームのほとんどは、サポーターの後押しがあり、観客動員数が多いチームだった。新潟しかり、大分しかり、仙台しかりである。観客が増え、サポーターが盛り上がれば選手もそれに応えてチームが強くなる。今年のプロ野球の千葉ロッテもいい例だろう。
 J2に降格したからこそ、真の意味で観客を増やすためには何をすべきかを考えるいい機会ともいえる。東京はチーム発足してJ2に参戦したが、当時はまだ話題性などもなく、平均観客動員数は確か3000人くらいだったと思うが、フロントの地道な努力の結果、現在Jリーグでは観客動員数3位と、屈指の人気チームと言えるくらいまで成長した。これは強くなったことが理由ではない。私の推測だが、仮にもし東京がJ2に落ちることがあっても、観客動員数はさほど減らないと思う。
 地域密着を徹底、選手ではなくチームそのものが愛されるチーム作り、東京は首都圏のJ1チームとしては最もできていると思う。その証拠として、他サイトのゲストブックでも、FC東京を応援する理由として、実に半数以上の人が「地元のチームだから」と答えていた。
来季J2で戦うヴェルディも、目の前の試合だけでなく、地域密着、チームそのものを愛されるチーム作りをいかにしていくかも考え、実行しなければ、簡単にJ1には復帰できない。

|

« 敵との戯れ言はやめろ!(本音はやめたくありません) | トップページ | 人は流れに乗ればいい・・・ »

「FC東京」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/42190/7371743

この記事へのトラックバック一覧です: ヴェルディのJ2降格について思う:

« 敵との戯れ言はやめろ!(本音はやめたくありません) | トップページ | 人は流れに乗ればいい・・・ »